iPhone XSはiPhone Xと比べてバッテリー容量がやや小さく、RAM容量が大きい
Appleキーノート（プレゼン）で触れられることもなく、同社のウェブサイトにも記載されていない、知られざる二つの仕様がある。iPhoneの実際のバッテリー容量と各機器に内蔵されているRAM容量だ。ありがたいことに、この情報は中華人民共和国工業情報化部(TENAA)のような規制当局への提出が義務付けられている。
同社は最新のiPhoneの検証をちょうど完了しており、MacRumorsに提供した情報へのリンクが利用できる。今大事なのは我々がiPhone XS、XS Max、XRのバッテリーとRAMの仕様を知ることだ。
以下は去年発売した機器と明確に比較したデータ。
iPhone XS Max: 3,174mAh / 4GB RAM
iPhone XS: 2,658mAh / 4GB RAM
iPhone X: 2,716mAh / 3GB RAM
iPhone XR: 2,942mAh / 3GB RAM
iPhone 8 Plus: 2,675mAh / 3GB RAM
Apple社のテストでは、今年発売のiPhone製品の中でXRが最長のバッテリー容量を持ち、去年の8 Plusより最大で90分向上している。しかし留意してほしいのは、XS Maxより容量は少ないが、XRの方が低出力で低画質ディスプレイだからこそ、Maxより長生きする確かな要因だろう。
最新のiPhoneに搭載されているRAMは4GBである。ちなみに去年のXと8 Plusは最大で3GBだった（Apple社の現行世代iPad Proも4GM搭載である）。トップのAndroidフラグシップ機種はこの数値を易々と上回る6GB~8GBである。しかし、これまでiOSは常に低出力のRAMで大きなパフォーマンスを発揮してきた。だからXRの潜在客は3GBという数字の前で購入を躊躇うべきではないと私は考える。今のところiPhone 8とXの購入者はメモリ管理にそれほど不満を漏らしていない。
